ヨーロッパから大量に移民が押し寄せ、西部開拓の大きな波や、数々の紛争で押しつぶされてしまった部族も多い中で、 ズニ族は、現在のアメリカで昔ながらの暮らしぶりを続けている稀な部族のうちの一つです。孤立化した居住区に住むズニ族は、 西欧化されたアメリカの現代社会の中で自分たちの文化や生活様式を守り、暮らしています。
ズニ族のインディアンジュエリーはとても繊細で、カラフルです。色とりどりの貴石(ターコイズ、ラピスラズリ、オニックス、マラカイト、 アズライト、ギャスピアイトなど)や貝(マザーオブパール、スパイニーオイスターなど)やコーラルなどを細かくカットして組み合わせたインレイと呼ばれるスタイル や、小さく切って磨いたターコイズを使ったプチポイントやニードルポイントなど、職人さんの手先の器用さが伺えるものが多いです。一見抽象的に見られるようなデザイン にも、シンボルや宗教的な信条が盛り込まれていることもあります。
また、ズニ族のフェティッシュと呼ばれる、動物やカチーナの形に彫り込んだ石のお守りは、A.D.650年も昔にさかのぼるそうです。 当時は食べ物のストーレッジエリアに置いたりしていたそうです。各動物にカチーナのように それぞれ意味があり、現在でも、置物やジュエリーとしてこのフェティッシュは人気があります。
インレイ、プチポイント、フェティッシュに使われるターコイズは、小さく切って磨いたりする為、ひびの入りにくいstabilized(安定化)されたターコイズが 使用される事が多いようです。
小さな石を切り込んでセットしているデザインは水に弱いので濡らさないように注意して下さい。インディアンジュエリーでは接着剤を使用していません。 銀の爪の部分で押さえていたりするので、水に濡れたりすると石が緩んだり外れてしまったりします。石が緩んできていないか、時々チェックしてあげて ください。石が緩んできたら石の部分を指で押さえ込み、丸い表面の固めのもので銀の爪の部分を擦ってみてください。程よく爪の部分が折れ込んで、石が安定 します。